応用機能(オプション)
別売の有償オプションの応用機能では、下記の応用機能を使用することが可能になります。
応用機能でサポートしていない機能に関しては、カスタマイズで対応可能な場合がありますので、弊社又は販売店までお気軽にご相談ください。
対応製品
漢字送信機能
漢字送信機能を有効にすることで、USBキーボード(HID)/キーボードインターフェイス経由で他のユーティリティソフトなどを介さず、直接アプリケーションに漢字やカナを入力することが可能になります。
UTF-8のQRコード読み取りに対応
通常では文字化けしてしまうマイナンバーQRコードなどのUTF-8でエンコードされたコードのデータを送信できます。
(一般的なQRはS-JIS)
制限事項
バッファー容量の制限から目安として、2バイト文字(漢字・カナ等)100文字以上及び1バイトカナ文字125文字以上を含むコードはオーバーフローエラーとなり、データの送信が行えません。オーバーフローエラーが発生した場合は、グッドリードビープの前に低音のエラービープを数秒鳴動し、下記のメッセージを送信します。
[ 出力 ]
<プリフィックス>OVERFLOW<サフィックス>
GS1編集機能
GS1編集機能を使うと、GS1-128やGS1 DataBarの読取データから識別子(AI)を自動検出して、下記の4パターンの編集フォーマットでデータを送信することが可能です。
パターン1(カンマ区切り)
識別子(AI)を自動検出し、下記のようにAIデータをカンマ(,)で区切って出力します。識別子(AI)は出力しません。
[ 出力 ] <プリフィックス>AIデータ1,AIデータ2,AIデータ3<サフィックス>
[ バーコード例 ]
プリフィックス 無し、サフィックス <Enter> の場合
14912345678904,1000,12<Enter>
パターン2(<CR>区切り)
識別子(AI)を自動検出し、下記のようにAIデータを<CR>(0Dhex)で区切って出力します。識別子(AI)は出力しません。<CR>は、USBキーボード/キーボードインターフェイスでは、Enterキーとして出力されます。
[ 出力 ]
<プリフィックス>AIデータ1<CR>AIデータ2<CR>AIデータ<サフィックス>
[ バーコード例 ]
プリフィックス 無し、サフィックス <Enter> の場合
14912345678904<Enter>1000<Enter>12<Enter>
パターン3(TAB)
識別子(AI)を自動検出し、下記のようにAIデータを<TAB>(09hex)で区切って出力します。識別子(AI)は出力しません。
[ 出力 ]
<プリフィックス>AIデータ1<TAB>AIデータ2<TAB>AIデータ<サフィックス>
[ バーコード例 ]
プリフィックス 無し、サフィックス <Enter> の場合
14912345678904<TAB>1000<TAB>12<Enter>
パターン4(括弧区切り)
下記のように識別子(AI)を括弧()で囲んで出力します。
[ 出力 ]
<プリフィックス>(AI1)AIデータ1(AI2)AIデータ2(AI3)AIデータ<サフィックス>
[ バーコード例 ]
プリフィックス 無し、サフィックス <Enter> の場合
(01)14912345678904(30)1000(10)2<Enter>
エラー発生時の出力
読み取ったGS1コードのフォーマットにエラーがあった場合、GS1編集機能は動作しません。グッドリードビープの前に低音のエラービープを数秒鳴動し、下記の通り、そのまま読取データを送信します。
[ 出力 ]
<プリフィックス>読取データ<サフィックス>
GS1フォーマットチェッカ機能
GS1-128やGS1 Databarの識別子(AI)やAIデータが正しいフォーマットでエンコードされているかをチェックする機能です。
GS1バーコードにエンコードされたAIおよびデータが正しく構成されているかを簡単に確認できます。
これにより、印刷ミスによるレジでのトラブルを未然に防ぐことができます。
対応GS1バーコード
- GS1-128
- GS1 DataBar
- 医療用機器/医薬品GS1
- 料金代理収納GS1
フォーマットエラー無しの出力
読取データの後ろに「,OK」が付加送信されます。
[ 出力 ] <プリフィックス>読取データ,OK<サフィックス>
フォーマットエラー有りの出力
読取データの後ろに「,ERROR nnn」が付加送信されます。エラーコードは、常に3桁の数字です。
[ 出力 ]
<プリフィックス>読取データ,ERROR nnn<サフィックス>
エラーコード表
エラー番号 |
エラー内容 |
ERROR 001 |
AI(37)を含むGS1バーーコードに、AI(02)が併用されていません。 |
ERROR 002 |
AI(02)を含むGS1バーーコードに、AI(37)が併用されていません。 |
ERROR 003 |
AI(242)を含むGS1バーーコードに、AI(01)かAI(02)が併用されていません。 |
ERROR 004 |
AI(242)を含むGS1バーーコードのAI(01)かAI(02)のパッケージインジケータに
9以外が使用できません。 |
ERROR 005 |
AI(250)を含むGS1バーーコードに、AI(01)とAI(21)が併用されていません。 |
ERROR 006 |
AI(254)を含むGS1バーーコードに、AI(414)が併用されていません。 |
ERROR 007 |
可変長タイプAIに区切り記号が入っています。 |
ERROR 008 |
固定長タイプAIに不要な区切り記号が入っています。 |
ERROR 009 |
数字のみ指定可能なAIにキャラクタ文字が入っています。 |
ERROR 010 |
固定桁数で付加されるデータ内に区切り記号が入っています。 |
ERROR 011 |
固定桁数AIのデータ桁数が不足しています。 |
ERROR 012 |
AIに不要な区切り記号が入っています。 |
ERROR 013 |
該当するAIが見つかりませんでした。 |
ERROR 014 |
医療用医薬品では先頭AI(01)が必須です。 |
ERROR 015 |
医療用医薬品では規格外のAIです。 |
ERROR 016 |
AI(30)にはパッケージインジケータ:9以外は使用できません。 |
ERROR 017 |
AI(17)より後ろへの表記が必須です。 |
ERROR 018 |
AI(17)とAI(30)より後ろへの表記が必須です。 |
データ照合機能
読み取ったデータを1対1照合して、結果を出力する機能です。照合元データを読み取ると、グッドリードビープを鳴動し、読取データを通常フォーマット <プリフィックス>読取データ<サフィックス> で送信します。
次に照合対象データを読み取ると、結果に応じて、下記のようにビープを鳴動し、結果を送信します。
データ照合OK の場合
グッドリードビープの前に高音のOKビープを数秒鳴動し、下記のフォーマットでメッセージを送信します。読取データの後ろに「,OK」が付加送信されます。
[ 出力 ] <プリフィックス>読取データ,OK<サフィックス>
データ照合NG の場合
グッドリードビープの前に低音のNGビープを数秒鳴動し、下記のフォーマットでメッセージを送信します。読取データの後ろに「,NG」が付加送信されます。
[ 出力 ]
<プリフィックス>読取データ,NG<サフィックス>
マイナンバーOCR チェックデジット検査
マイナンバー記載されているナンバーのチェックディジットを検査する機能。
この機能では付加されているチェックデジットから読み取りデータに誤りがないかの検査を行います。
対象製品
OCR対応製品で、別売のOCR読取機能追加ライセンス(SW-OCR-□□□□)が必要です。
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